北近畿タンゴ鉄道

宮津線丹後大宮駅は平安朝風の駅舎。小町や羽衣天女をデザインしたステンドグラスがある

北近畿タンゴ鉄道(KTR)は、福知山から京都北部の丹後地域と兵庫北東部の但馬地域を結ぶ114.0kmの2路線を運行する第3セクター鉄道。福知山から宮津を走るKTR宮津線と西舞鶴から宮津市を経て舞岡までを走るKTR宮津線からなる。

近年、モータリゼーションの進展や過疎化の進行により、観光客の誘致に伸び悩んでいるが、日本三景のひとつであり、日本最古のパワースポットといわれる天橋立をはじめ、城崎温泉や丹後半島など沿線には観光地が数多く存在する観光路線でもある。

宮津線の見所はなんといっても、大正12年にかけられた丹後神崎-丹後由良間、552mの由良川橋梁だ。橋上は水面からわずか3m上を走るため、列車に乗っていると水面を走っているかのような錯覚におちいる。撮り鉄にとって、海をバックに橋梁を走る列車は絶好のシャッターチャンスだろう。

宮福線は宮津駅を発車すると、3,215mの普甲トンネルにはじまり連なる山々を越えるためトンネルが連続する。乗っていて車窓から垣間見るのどかな田園風景には心が休まる。 車両はすべて気動車だが、JR西日本183系が乗り入れるため、宮福線全線と宮津線の天橋立‐宮津間のみ電化されている。また新大阪発着の「タンゴエクスプローラー」や京都発着の「タンゴディスカバリー」が看板特急として運行している。

開業年: 1988(昭和63)年
営業キロ: 114.0km
所要時間: 約2時間(豊岡~西舞鶴)、約30~50分(宮津~福知山)
動力方式: 1500V直流電化(宮津~福知山・宮津~天橋立)、内燃(西舞鶴~宮津・天橋立~豊岡)
運行車両: KTR001形(タンゴ・エクスプローラー)、KTR8000形(タンゴ・ディスカバリー)、KTR700形、KTR800形、MF100形、MF200形 183系、113系、115系(JR西日本)
営業本数: 52本(西舞鶴~豊岡)、54本(宮津~福知山)
主な観光スポット: 聖ヨハネ天主堂(宮津駅から徒歩約5分)、
天橋立(天橋立駅から徒歩約10分)、
琴引浜(網野駅からバス約15分)、
福知山城(福知山駅からバス約5分)

写真提供:牧野和人