富山地方鉄道

田園の中を走る立山線「アルペン特急」

電鉄富山~宇奈月温泉を結ぶ本線以外に立山線・不二越線・上滝線・富山市内軌道線とバラエティに富んだ運行路線が、富山地方鉄道の最大の特徴だ。総路線距離は100.5kmと北陸地方一の私鉄である。

主要の路線となるのが本線と立山線。富山地方鉄道の2枚看板である特急「うなづき」と「アルペン特急」はシーズンには大勢の観光客で賑わう。富山湾が望めるのはもちろん、立山線「アルペン特急」では悠々たる姿の立山連峰や富山平野の絶景が姿を表す。絶景ポイントでは徐行運転をしてくれるサービスもある。

横江駅は昭和初期に建てられた木造駅舎

都心部の移動は富山市内軌道線を利用したい。2009(平成21)年に開業したばかりで、真新しい車両が富山市内を縦横無尽に走り抜けている。車両デザインが近代的で、乗り心地を楽しみながら次の目的地へ向かうことができる。

上滝線と不二越線は一体の路線で岩峅寺~南富山~稲荷町をつなぐ。全列車が普通列車ではあるが、こちらも四季折々の景観が楽しめる。岩峅寺には大正時代に建てられた木造駅舎が今も残っている。

今、注目を集めているのが、RAILWAYSの第2弾『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の公開だ。一畑電車が舞台となって島根の観光客誘致に大成功をおさめた『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の続編で、2011年12月の全国公開が決まり、おおいに期待が集まっている。

開業年: 1931(昭和6)年
営業キロ: 100.5km
所要時間: 約1時間40分(普通列車・電鉄富山〜宇奈月)、約1時間(普通列車・電鉄富山〜立山)、約30分(電鉄富山〜岩峅寺)
動力方式: 1500V直流電化
運行車両: 16010形、10030形、14760形、10020形、14720形、クハ170形/7000形、8000形、9000形、T100形(富山市内軌道線)
営業本数: 155本(電鉄富山〜宇奈月温泉ほか区間列車含む)、61本(電鉄富山〜立山ほか区間列車含む)、42本(電鉄富山〜岩峅寺)
主な観光スポット: 廣貫堂資料館(広貫堂前駅から徒歩約1分)、
ほたるいかミュージアム(滑川駅から徒歩約8分)、
宇奈月ダム(宇奈月温泉駅から徒歩約20分)、
立山黒部アルペンルート(立山駅)

写真提供:佐々木修宏