山形鉄道

YR-880形はフラワーライナーと命名された

果物の里、置賜を走る山形鉄道フラワー線。沿線には、リンゴやモモ、サクランボなどの果樹園が広がっている。山形鉄道フラワー長井線は1986(昭和61)年に第3次特定地方交通線に指定され、JR東日本に承継された後、1988(昭和63)年に転換された。

新潟県と山形県の県境をなす朝日連峰を背に荒砥を出発すると、さっそく沿線の見所のひとつである荒砥鉄橋にさしかかる。最上川にまたがる荒砥橋梁は最上川橋梁とも呼ばれ、日本で最初にできた長大鉄橋である。東海道本線の木曽川橋梁に使用されていた経歴をもつ。
山形鉄道の名物でもあるウサギ駅長「もっちぃ」の由来になったのが次の白兎駅。もっちぃ駅長は路線の人気者でブログやTwitterもやっているので、訪れる前にはチェックしておきたい。続くあやめ公園~羽前成田間では壮大な山並みを見ることができる。最上川の脇から雪化粧をした山々をバックに、橋梁を渡るYR-880形は写真におさめておきたい。今泉駅では、米坂線への連絡が可能。日本海沿岸方面、羽越本線への接続駅となる。

国鉄時代から使われている西大塚の木造駅舎

もっちぃ駅長がいるのが終点の2つ手前、宮内駅。2010(平成22)年に就任した名物駅長で、もっちぃの仕事ぶりをおさめた本まで出版される人気ぶりだ。 終点は東北の名湯赤湯温泉のある赤湯駅。「汗をかいたら缶ジュースより安い温泉へ」をキャッチフレーズに100円の公衆浴場が数件ある。旅の疲れを癒すのにはもってこいだ。

開業年: 1988(昭和63)年
営業キロ: 30.5km
所要時間: 約1時間(赤湯~荒砥)
動力方式: 内燃
運行車両: YR-880形
営業本数: 24本
主な観光スポット: 夕鶴の里資料館・語り部の館(おりはた駅から徒歩約10分)、
丸大扇屋(長井駅から徒歩約12分)、
總宮神社(あやめ公園駅から徒歩約5分)、
ふるさと森林公園(荒砥駅からクルマ約5分)