由利高原鉄道
由利高原鉄道鳥海山ろく線はその名の通り、鳥海山の麓を走る。鳥海山は秋田富士とも呼ばれ秀麗なシルエットが特徴的だ。平野部に広がる田園風景を「おばこ」の愛称のついた2形式YR-1500形とYR-2000形がひた走る。「おばこ」は、東北地方で少女や娘、あるいは未婚の女性や妹を意味し、駅構内や車内では鳥海山をモチーフにした「おばこ」マークを見ることができる。また、YR-2001には由利本荘市がロケ地となった実写版「釣りキチ三平」のラッピングが施されている。車内には、撮影風景や出演者の直筆サイン、鮎の釣竿まで展示されている。

薬師堂駅にあるおばこマーク
由利高原鉄道は国鉄矢島線を引き継ぐかたちで1985(昭和60)年、地元市町村の協力をもとに第3セクター鉄道として出発した。当初は、羽越本線と接続のある羽後本荘駅から前郷までは横手と本荘を結ぶ計画で開業したが、横荘連絡は実現せず、1938(昭和13)年に羽後矢島まで開通しただけで工事がストップしてしまった。
現在は羽後本荘駅を起点に子吉川の流れに沿うように鳥海山の麓を南進、矢島まで1日14往復、全長23km・12駅を運行している。2009年5月には列車アテンダントが乗務するようになり、B級グルメ列車やクリスマス列車などの季節の行事に合わせたイベント列車で賑わっている。
| 開業年: | 1985(昭和60)年 |
|---|---|
| 営業キロ: | 23.0km |
| 所要時間: | 約40分(羽後本荘~矢島) |
| 動力方式: | 内燃 |
| 運行車両: | YR-1500形、YR-2000形 |
| 営業本数: | 28本 |
| 主な観光スポット: | 本荘公園(羽後本荘駅から徒歩約8分)、 ゆり高原ふれあい農場(黒沢駅からクルマ約7分、月山温泉(川辺駅から徒歩約3分)、 土田家住宅(矢島駅から徒歩約20分) |
写真提供:松尾諭






