三江線

雄大な中国山地と江川の風景を望む(木路原~竹)

三次(みよし)と江津(ごうつ)を結ぶ陰陽連絡線、三江線は超過疎線である。直通運転をする列車は1日に上下3往復しかなく、三次発の始発5時47分の列車を逃すと、なんと次の列車は9時57分発。それも石見川本止まりで、江津まで行くにはさらに2時間近く待たなければならない。三江線に沿って流れる江川がかつてたたら鉄の水運の大役を担っていたように、この三江線も開通当初は陰陽連絡線として活躍を期待されたが、開通年が遅くすでに車社会が浸透しつつあったため、このような過疎路線となった。時刻表は通勤、通学に当てはまっているわけでもなく、観光客向けに設定されているわけでもない。

沿線には民家は少なく緑が広がっている

路線の9割以上は中国一の大河、江川に沿って走っているため、車窓にはいつも水面が映りこみ中国山地と谷あいの雄大な景色を眺めることができる。これほど川と鉄道が一体となっている路線もめずらしく、文庫本を片手にボックス席をひとり占めしたい。

開業年: 1975(昭和50)年
営業キロ: 108.1km
所要時間: 約3時間3分
動力方式: 内燃
運行車両: キハ120形
営業本数: 普通列車8.5往復
主な観光スポット: 鳳源寺(尾関山駅から徒歩約8分)、
岩脇古墳(尾関山駅から徒歩約15分)、
江の川カヌー公園さくぎ(香淀駅から徒歩約35分)、
江の川観光遊覧船(潮駅から徒歩約5分)、
かわのと音戯館(石見川本駅から徒歩5分)、
赤城跡(石見川本駅から徒歩20分)、
夫婦杉(十川駅からクルマ約10分)