紀勢本線

神話の時代から聖地とされてきた紀伊半島南部
2004(平成16)年、ユネスコ世界遺産に登録された熊野古道の多くの見どころが紀勢本線に沿うように点在している。海岸に沿って大辺路、山岳地帯に立つ本宮、熊野那智大社、新宮を辿る中辺路、日本最大級の那智の滝などがそうである。また、伝統的なイルカ漁を行う太地も国際的な話題として大きく取り上げられた。起点の新宮は紀伊半島の先端近く位置し、新宮と中心に亀山までの路線がJR東海、和歌山までの路線がJR西日本の管轄となっている。新宮~和歌山区間は「きのくに線」という愛称がある。
那智は、熊野那智大社の玄関口であり、駅舎が大社の社殿をイメージした造りになっている。熊野造りと呼ばれ、丹塗りの柱が特徴的である。続く、紀伊勝浦は白浜と肩を並べる紀伊半島随一の温泉地であり、漁港でもある。大きな市街地で半島観光の拠点となる。 太地は古くから日本の捕鯨発祥の地とされ、イルカ漁が行われている。その歴史は縄文時代までさかのぼると言われているが、昨今の野生動物保護団体の働きで国際世論が高まっている。
太地を抜けると潮岬へと列車は向かう。台風が通過するポイントとして有名で、本州最南端の駅である串本が最寄駅となる。潮岬までは熊野交通バスが出ているが、駅でレンタサイクルを行っているので天気の良い日はサイクリングがてら観光したい。
| 開業年: | 1919(大正8)年 |
|---|---|
| 営業キロ: | 382.4km |
| 所要時間: | 約9時間(直通列車の設定なし) |
| 動力方式: | 内燃、電気(新宮~和歌山間) |
| 運行車両: | キハ11系、キハ40系、キハ75系、103系105系、113系、117系、221系223系、225系 |
| 営業本数: | 普通列車下り12.5往復(区間列車を含む) |
| 主な観光スポット: | 和歌山マリーナシティ(海南駅からバス約15分)、 日の岬(御坊駅からバス約25分)、 大内山動物園(大内山駅から徒歩約30分)、 本居宣長記念館(松阪駅から徒歩約15分) |





