飯山線

日本書紀の伝説の舞台ともなっている戸隠神社
「故郷」、「春の小川」、「紅葉」など童謡が聞こえてきそうなリンゴ畑や田畑が車窓に広がる。それもそのはず、童謡作詞家の高野辰之の生まれ故郷・替佐は飯山線の駅である。千曲川のおだやかなせせらぎや茅葺屋根ののどかな風景から飯山線の旅は始まる。飯山線は別称“アップルライン”と呼ばれるようにリンゴ畑が続き、初夏にはリンゴの香りが漂う。

千曲川沿線に広がる菜の花畑
ぶらり散歩をしたいのなら、飯山がおすすめだ。上杉謙信が築いた飯山城にはじまり江戸時代には本多氏2万石の城下町として発展し、現在は趣のある街並みが広がる。今でもその名残を残しており、鉄砲町、神明町といった旧地名だけでなく和紙や仏具の店が軒を連ねている。夕暮れの自転車の音や豆腐屋のラッパが似合う。

昭和20年2月12日に日本最高積雪7m85cmに記録した長野県と新潟県の県境にある森宮野原駅
旅の疲れを癒すには戸狩野沢温泉からバスで20分いった野沢温泉で宿をとりたい。源泉90℃の湯気が立ち込める街角では、地元の人が野沢菜や卵をゆでている姿が見られる。狭い路地には、大小の旅館がところ狭しと立ち並び、長野県を代表する湯治場とあってシーズンには観光客で溢れかえる。戸狩野沢温泉から十日町までの長野~新潟の県境の列車本数は大きく減少する。日本随一の積雪地帯で、森宮野原駅には1945(昭和20)年の日本一の積雪(7m85cm)記録を示す標柱が立てられている。
十日町は北越急行ほくほく線と連絡する市街地。魚沼平野が見えてくると、終点越後川口はすぐそこだ。
| 開業年: | 1927(昭和2)年 |
|---|---|
| 営業キロ: | 107.5km |
| 所要時間: | 約3時間(普通列車) |
| 動力方式: | 内燃 |
| 運行車両: | キハ110系 |
| 営業本数: | 普通列車9往復(戸狩野沢温泉~十日町間/区間列車を含む) |
| 主な観光スポット: | 豊田温泉(替佐駅から徒歩約10分)、 高野辰之記念館(替佐駅からバス約10分)、 飯山城址公園(北飯山駅から徒歩約5分)、 野沢温泉(戸狩野沢温泉駅からバス約15分)、 いいやま湯滝温泉(上境駅から徒歩約5分)、 竜ヶ窪の池(越後田中駅からクルマ約15分) |





