小海線
始発駅の小淵沢を出発すると、八ヶ岳の裾野を進み樹林帯にはレタスやキャベツ畑などが広大な高原風景が広がる。清里の手前で急こう配を上ると、さっそく小海線のハイライトである最高地点に到達する。周辺の駅は野辺山(1346m)、清里(1274m)、甲斐大泉(1158m)、信濃川上(1135m)とJR駅標高ベスト10のうち1~9位を占める。清里~野辺山間には最高地点を示す標識があるので、必ず見ておきたい。また、野辺山には“高原のポニー”の愛称をもつC56形蒸気機関が静態保存されている。かつて標高3000mクラスの山々を背景に八ヶ岳の裾野を走っていた姿はもう見ることができない。小淵沢、小諸にも同形のSLが静態保存されている。
続く臼田、中込、岩村田から通勤・通学客が増えて高原列車の風情は薄らいでいく。佐久平は長野新幹線の停車駅でもあり、モダンな駅舎が印象的だ。乙女からはしなの鉄道と並走しながら終点小諸へと向かう。
小海線は、1915(大正4)年に前身である佐久鉄道が小諸~中込間を開通させたことに始まり、その4年後には小海まで延伸した。清里を境に小淵沢からは鉄道省が敷設を始め、1934(昭和9)年国が佐久鉄道を買収、翌年に小諸~小淵沢間が全通した。同時に小海線に改称し現在に至る。
| 開業年: | 1934(昭和9)年 |
|---|---|
| 営業キロ: | 78.9km |
| 所要時間: | 約2時間20分 |
| 運行車両: | キハ110系、キハE200形 |
| 営業本数: | 9往復(小淵沢~小諸、区間運転あり) |
| 主な観光スポット: | 道の駅こぶちさわ、延命の湯(小淵沢から車で5分) 清里現代美術館(清里駅から徒歩10分) 清泉寮(清里駅から車で5分) 懐古園(小海駅から徒歩3分) 藤村記念館(小諸駅から徒歩5分) |









