旅鉄車両ファイル010 旧型国電 路線別車両案内
【商品情報】
発売日 | 2023年12月19日 |
ISBN/JAN | 9784635825078 |
紙版価格 | 2,970円 (本体2,700円+税10%) |
電子版価格 | 2,970円 (本体2,700円+税10%) |
ページ数 | 160ページ |
【内容紹介】
本書のタイトルになっている「旧型国電」とは、駆動方式に吊掛駆動を使用した電車で、もともと都市部の国電区間で使用されていたことから、1957年に登場した国鉄101系(登場時はモハ90系)以降の「新性能電車」に対し、そのように呼ばれるようになりました。
本書の最大の特徴は、旧型国電を「路線別」に解説しているところにあります。電化と電車の投入、使用された形式や種別等の解説、そして新性能電車による置き換えまで、各路線での旧型国電の足跡を詳しく解説しています。
写真は、旧型国電に関する研究を多数発表されていた沢柳健一さんと大那庸之助さんの遺された写真を中心に、1950~60年代の写真もふんだんに掲載しています。
これまでも旧型国電を扱った書籍は多数刊行されていますが、特に近年は形式を解説したものや1970年代以降も現役の路線を扱ったものが多いので、本書で初めて目にする写真や情報も多いと思います。
第一線から姿を消して久しい旧型国電ですが、身近な路線をこの形式が走っていたのか、と当時を知る世代には懐かしく、知らない世代には新鮮な驚きを与えてくれることでしょう
【目次】
第1章 首都圏各線[南]
東海道本線(東京圏)/横須賀線/横浜線/根岸線/伊東線/鶴見線/南武線/南武支線/総武本線/成田線・鹿島線/外房線・内房線/東金線
COLUMN 総武・房総地区の行先表示板/車番の記入方法
第2章 首都圏各線[西]
中央本線(中央東線)/五日市線/青梅線
COLUMN 特徴的な中央線の臨時電車/不定期電車と臨時電車
第3章 首都圏各線[北]
山手線・赤羽線/京浜東北線/常磐線
第4章 上信越・東北各線
高崎線・東北本線/上越線/両毛線/長野原線(吾妻線)/信越本線(高崎~長野間)/信越本線(篠ノ井~直江津間)・篠ノ井線/信越本線(直江津~新潟間)・上越線(長岡地区)・羽越本線(直流区間)・白新線/大糸線/日光線/仙石線
COLUMN 21世紀まで生き延びた元73系更新車
第5章 中京圏・北陸各線
東海道本線(名古屋・静岡圏)/御殿場線/中央本線(中央西線)/身延線/飯田線/富山港線
第6章 京阪神圏各線
東海道本線(京阪神圏)/大阪環状線(城東線・西成線)・桜島線/片町線/阪和線・羽衣支線
COLUMN 鉄道国有法がなければ関西地区の電化は早かった?/モハ52形を使用した高速度試験
第7章 山陽圏各線
山陽本線/赤穂線/宇野線/呉線/福塩線/可部線/宇部線・小野田線
巻末資料 車両形式の変遷
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