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吉川正洋×CITIZEN 上野駅開業140周年記念ウオッチ Vol.2

吉川正洋xCITIZEN上野駅開業140周年記念ウオッチ

 

1883(明治16)年の開業から140年を迎えた上野駅を象徴する、3つの車両をモチーフにしたシチズンの「上野駅開業140周年記念ウオッチ」。パッと見はちょっとおしゃれなアナデジ時計。よく見たら列車の顔のよう。さらによく見ると……鉄道好きにはたまらないディテールと車両へのリスペクトが詰まっています。鉄道好きだからこそわかる、鉄道大好き芸人の吉川正洋(ダーリンハニー)氏が「上野駅開業140周年記念ウオッチ」の魅力をVol.6まで、6回の連載で語ります。

 

第2回 「24系25形(北斗星)モデル」、時計と車両の魅力

 

闇に溶け込みながら移動する寝台列車、黒と青が似合う24系25形(北斗星)モデル

連載2回目は、「北斗星」について語ります! まずは、時計の魅力から紹介しましょう。

 

この24系25形(北斗星)モデルの魅力は、まず全体的な青のカラーリングとゴールドの差し色、ロビーカーの側面に描かれていた流れ星のロゴですね。それだけで「北斗星」がモチーフだと一目でわかるデザインです。もちろん、裏面を見れば円形の「北斗星」ヘッドマークもきちんと刻印されています。

 

 

 

 

シチズンさんのいい意味でのこだわりが感じられる、細かなディテールの再現ぶりも見逃せません。右上のインダイヤル(秒針部分)は、上野駅のホームに入線してくる回送推進運転の際の最前部、定期運行では最後尾となるオハネフ25形の乗務員室に設置されていた計器盤のメーターです。ぼくも説明を受けるまで気づかなかったほどの“こだわりのギミック”といえるでしょう。赤い2つのテールランプもたまらない印象です。

 

 

何よりも、夜行列車の夜をイメージしたというブラックのバンドと、深いブルーのメッキが施された表面が、この時計のいちばんの特徴といえるでしょう。

時計の表面の青は室内灯や日光など、光の強弱や当たる方向などによって微妙に変化します。闇の中で明かりが恋しくなってきそうなとき、大きな駅に停まったり市街地を走り抜けたりするブルートレインが、それらの光を反射した瞬間の喜びを思い起こさせてくれます。この時計には闇に溶け込みながら移動している寝台列車感がある、黒と青がとても似合っていると思います。

 

日本ではヨーロッパなどと違って、客車に乗れる機会はあまりありません。この24系25形(北斗星)モデルを着けると、不思議に動力が付いていない客車独特の乗り心地まで感じられそうな気がします。これには“やられた”と、思いましたね。

 

 

「北斗星」に乗って、青函トンネルを通ってみたいと思いました

そして、「北斗星」はぼくの思い出の列車です。もう、たくさんありすぎるくらい、あります!

「北斗星」のデビューは、ぼくが中学生だった1988年3月でした。上野から札幌へ直通するブルートレインが運行されるとニュースで知って、どうしても乗りたくなって。親におねだりをして、その年の夏休みに乗ることができました。ブルートレインはそれまで何度か乗ったことはありましたが、どうしても「北斗星」で青函トンネルを通ってみたいと思ったんです。

 

初めての「北斗星」体験は、家族と一緒の開放式B寝台でした。2段ベッドが向き合ったタイプです。上野駅へ着く前からワクワク、興奮してましたね。「北斗星」編成が尾久(おぐ)の車両基地から上野駅の地平13番線ホームへ推進運転でゆっくり入ってくる様子など、たくさん写真を撮って、青い車体の24系25形に乗り込みました。

 

 

時計のモデルになった、24系25形(北斗星)

念願の食堂車「グランシャリオ」で、和食の懐石御膳をいただくこともできました。フランス語で北斗七星を意味するというグランシャリオは、それまでに乗ったほかの寝台列車の食堂車より、豪華な印象でしたね。窓の外の夕ラッシュで混雑しているホームなどを横目に、自分の乗る「北斗星」が悠然と走っていることにしみじみうれしさを感じつつ、懐石御膳に並ぶ品々を堪能しました。

 

 

ロビーカーの車体には、流れ星のロゴが描かれている

「北斗星」にはフリースペースの「ロビーカー」も連結されていました。ソファーに座っていたら、ほかの乗客の方から「どちらへ行かれるんですか?」って尋ねられて、「家族で北海道へ。『北斗星』に乗れてうれしいです」と、答えました。寝台列車の車内で会話すると、誰とでも仲良くなれちゃうんですよね。「やっぱり寝台列車っていいですよね」とか「鉄道好きなんですか」など、結構長い時間、盛り上がりました。ひとつの列車の中でみんなが一晩寝ながら移動しているという独特の、あの同じ時間を共有している感じっていうのは、人と人との距離を近くさせてくれますよね。

 

 

「北斗星」は何回も乗っていますが、一度も眠ったことがありません

盛岡を過ぎると、家族はみんな眠ってしまいました。だけど、ぼくはどうしても青函トンネルを体感したかったので、「絶対に見逃さないぞ」って思いながら、真夜中でもずっと目を見開いていました。「北斗星」プラス青函トンネルという二大イベントの53㎞、どちらも2014年に廃止された竜飛海底駅を見たり、吉岡海底駅を見たり……。その間の「いま自分は『北斗星』で海の下を走ってるんだ」というぞくぞくするような感覚は、いまでも忘れられません。

 

 

DD51形ディーゼル機関車を連結して走る「北斗星」

青函トンネルを抜けて北の大地が見えたときの感動も、格別でしたね。函館駅では津軽海峡線用のED79形電気機関車に替わって、最後部にDD51形ディーゼル機関車の重連が連結されて方向転換。大沼・小沼や北海道駒ヶ岳、森駅のあたりから噴火湾の海沿いを進む車窓も美しい。「さっきまで上野駅にいたのに、ぼくはいま、どうして北海道でこんな素晴らしい景色を見られているんだろう」って感動もありました。有珠岳(うすだけ)から室蘭、苫小牧から勇払(ゆうふつ)平野の景色をずっと眺めて、札幌まで16時間の「北斗星」の旅は終わりました。

 

ただ、“オチ”もあるんです。一睡もしていなかったので、札幌駅に着いたら具合が悪くなっちゃいました。もう、耐えられないくらいに、ふらふらになってしまったことも、いまにしてみればいい思い出ですね。

 

 

個室A寝台の「ロイヤル」タイプの客室

「北斗星」にはその後、個室A寝台の「ロイヤル」「ツインデラックス」やB寝台の「ソロ」なども含めて何回も乗っていますが、一度としてちゃんと眠ったことがありません。興奮しちゃって寝られないんですよ。「北斗星」は前年、国鉄からJRに転換したばかりの“鉄道が新たな時代に入っていく”というタイミングで生まれた列車なので。2015年に廃止を迎えた列車ですが、「北斗星」のことは、いまでも鮮烈に覚えています。

 

 

それでもいちばん最初に乗った1988年8月、初めての「北斗星」体験は格別でした。もう一度あのときの感動を思い起こしたくなったら、この「上野駅開業140周年記念ウオッチ 24系25形(北斗星)モデル」を、腕に着けたいなと思います。

 

 

 

 

 

次回は、「485系の(特急ひたち)」について語ります。お楽しみに。

 

CITIZEN 上野駅開業140周年記念ウオッチ

「24系25形(北斗星)」モデル

 

 

受注期間

20231212日~2024128

納品予定

20247月下旬予定

価格

2425形(北斗星)(JG2148-66L

44,000 (税込)

 


下記の店舗で予約受付中!

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【過去の記事を読む】
Vol.1 CITIZENが「上野駅開業140周年記念ウオッチ」を発売!

 

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