国鉄東京機関区 電気機関車運転台の記録 機関助士編
【商品情報】
発売日 | 2023年9月12日 |
ISBN/JAN | 9784635825313 |
紙版価格 | 1,760円 (本体1,600円+税10%) |
電子版価格 | 1,760円 (本体1,600円+税10%) |
ページ数 | 200ページ |
【内容紹介】
ブルートレインなどを牽引する電気機関車の機関士の成長記録です。著者の滝口忠雄氏は、国鉄に臨時雇用員として就職し、東京機関区で電気機関車の機関助士になった後、機関士となった経歴の持ち主です。国鉄分割民営化後はJR貨物の機関士となり、44年に渡って電気機関車の運転台に立ち続けました。本書では、駆け出しの機関助士として乗務しつつ、機関士を目指して勉強し、実際に機関士としてデビューするまでに体験したエピソードを綴っています。機関士になるまでの過程だけでなく、乗務したEF58形、EF65形、EF66形など往年の名機関車の運転台の様子が、臨場感あふれる内容で伝わってくる一冊です。
※本書は雑誌『旅と鉄道』2017年9月号〜2022年11月号で連載した「鉄道マンたちの青春劇場電気機関車運転士編」を加筆、再編集したものです。
【目次】
はじめに あこがれの東京機関区に配属されて
Chapter1 電気機関助士をめざして
- 旅客輸送から消えた、電気機関車の話
- 雑務ばかりの、臨時雇用員
- 発煙筒を片手に、走れ走れ!
- 指のしびれは、100ボルト!?
- まさかのSL、石炭投炭訓練 !?
Chapter2 電気機関助士見習の日々
- 配属されたのは、花形の「東京機関区!」
- 東海道本線で見習乗務が始まった
- 汽笛に信号喚呼、ついに試験はじまる
Chapter3 電気機関助士として乗務
- 初乗務は深夜、23時39分に出勤
- 品川発東京行き、回送発車55分前
- 停車中の機関車に、乗り込む男あり
- 機関車と荷物車を、バックで連結
- 静岡7時40分発、特急「はやぶさ」に乗務
- 全国で撮影した、蒸気機関車。その1枚を投稿した
- ロクロク登場、巨大かつ高速な機関車ができた!
- 〝ロクロクのおじさんへ〞子供たちからの手紙
- 1036トンの貨物列車が三島〜函南間のトンネル区間に……
- 機関助士は、命を懸けた仕事と実感した出来事
- 〝ヨンサントオ〞でその姿を消した長距離客車普通列車
- 夜行急行の数々が、すべて寝台特急に格上げされた
- EF65P形電気機関車を8両並べてヘッドマークをつけた
- 赤字国鉄の人員整理、機関助士が廃止となり、機関車は1人運転に!?
- EB装置に起こされ続けなんとか乗務交代
Chapter4 関東鉄道学園電気機関士科で学ぶ
- 機関助士廃止により関東鉄道学園電気機関士科に入学
- 長大トンネルである、北陸トンネル内で列車火災事故が発生
- 迫る66.7パーミルその急坂を登るEF63形に乗った
Chapter5 いよいよ電気機関士見習に
- 東京機関区で機関士見習としての教育が始まる
- 上り列車は寝台特急「出雲」の乗務だった
- 戦後EF58形が誕生しEF65形へと受け継がれた東海道本線の機関車
- いよいよ電気機関士登用実務試験を受験!
- 減点に気を付けつつ運転操縦の試験が続く!
●機関士としてはじめての乗務は、「はやぶさ」
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