おとなの鉄学004 新編 幻の鉄路を追う 東日本編
【商品情報】
発売日 | 2023年8月4日 |
ISBN/JAN | 9784635825139 |
紙版価格 | 2,200円 (本体2,000円+税10%) |
電子版価格 | 1,760円 (本体1,600円+税10%) |
ページ数 | 256ページ |
【内容紹介】
約30年にわたって追った「幻の鉄路」を再検証!
1996年に刊行された『幻の鉄路を追う 未開業新線再生への提言』。その後、新線計画はどのように変化したのか、各路線の復活はあったのか……。本書では、2030年の札幌開業に向けて建設中の北海道新幹線を中心に、東日本エリアの未開業路線を再検証しました。取材時から約30年、寄せられた意見や情報などをふまえて現状を再度分析、未発表の写真も多数掲載しています。
※本書は、中央書院より刊行された『幻の鉄路を追う 未開業新線再生への提言』を、改題・再編集したものです。
【目次】
◆根室本線バイパスルート──北十勝線・白糠線
北海道内には多数の建設放棄線が存在/拓鉄および北十勝線・白糠線の概要/北十勝線・白糠線の計画ルート/レール&レンタカーで現地調査へ/農地と化している拓鉄線跡/バス営業所となった鹿追駅跡/拓鉄瓜幕駅の碑と便所/足寄付近に残る白糠線の建設跡/北進から白糠へ廃線跡をたどる/狭軌新幹線として復活を/その後の経緯と現状/白糠線の未開通区間の完成した橋脚などは撤去された
◆北の大地の新幹線──北海道・東北新幹線
平成8(1996)年の新幹線建設の状況/整備新幹線に対する地元の熱意/東北新幹線延長線・北海道新幹線の概要/上十三縦貫鉄道構想/北海道新幹線/在来線流用・活用の諸方策/フル規格にこだわる北海道庁/「スーパー北斗」2時間59分の功罪/木古内の新幹線・在来線分岐部/新函館=渡島大野の地元は冷静/道路渋滞の解消は鉄道整備で/単線区間で遅れる津軽海峡線特急/研究熱心な青森県庁/JR増資による建設財源確保がベスト/最小曲線半径での速度が問題/北海道新幹線の特殊性/3~4時間で結べるかどうかが建設の境目/ミニ新幹線も捨てたものではない/貨物列車への配慮が必要/本州側の分岐点を見る/新幹線に備えた津軽今別駅設備/新青森よりも現青森発着をメインに/八戸の地元はフル規格新幹線を待望/三沢の「フル規格新幹線反対」の理由/まだなにもない二戸・沼宮内/のんびり構えた印象の岩手県庁/盛岡─札幌間の建設方法/その後の経緯と現状/開業前のいわて沼宮内─八戸間を見学/八戸以北について/北海道新幹線新青森─新函館北斗間/盛岡以北も320㎞に最高速度を向上する/新函館北斗─札幌間/北海道新幹線電車の函館乗り入れを
◆首都圏の新幹線用地──上越新幹線新宿─大宮間
上越新幹線はまだ全通していない/大宮付近の設備と用地/直上高架で新宿まで延長を/鉄道大宮以南のルートについては種々の考え方があってどれにしようとしていたかはっきりしない/上越新幹線の新宿ターミナルの位置と大宮北方の上り線の立体交差構造
◆輸送力増強への準備──西武鉄道飯能短絡線
スイッチバックの解消が目的/渋滞解消へ高架で建設すべき/沿線開発にはまずアクセス向上を/今もそのまま放置されている飯能短絡路線の用地
◆東京西郊の新線計画──京王相模原線、小田急多摩線
京王、小田急は城山を目指していた/京王、小田急の計画ルート/地元は通勤路線として延伸に期待/現在はバスで事足りているが、リニアの開通で橋本駅周辺の発展如何では京王相模原線の延伸も一つの選択肢である/小田急多摩線の延伸はいまだに進んでいない
◆横浜の地下にある分岐駅──地下鉄関内駅
地下鉄3号線は関内が起点ではない/上下二段式構造の関内駅/鉄道整備で都心部の渋滞緩和を/地下鉄関内駅の構造は変わっていない
◆天竜川沿いを行く──佐久間線
東海道線と飯田線との短絡線/佐久間線のルート/行楽を兼ねて家族同行で調査/特急電車直通で沿線を活性化/佐久間線の橋脚が完成した天竜川橋梁は桁を設置して遊歩道に
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