旅鉄CORE 004 配線で読み解く鉄道の魅力2 単線路線編
【商品情報】
発売日 | 2023年3月16日 |
ISBN/JAN | 9784635824606 |
紙版価格 | 2,090円 (本体1,900円+税10%) |
電子版価格 | 1,672円 (本体1,520円+税10%) |
ページ数 | 208ページ |
【内容紹介】
列車運行の要である「配線」を徹底解説!
列車をどう動かすかは線路配置、つまり「配線」が要です。線路や分岐器、すなわちポイントをどう配置するかが「ポイント」なのです。配線の基礎について解説した前作『配線で読み解く鉄道の魅力』に続き、本書では、鉄道アナリスト・川島令三氏が、豊富な資料と写真で、配線の構造や配置を詳細に解説します。単線路線の行き違い駅のポイント構造や、列車の種類や地形、使用目的、歴史的要因など、駅ごとに異なる配線状況を理解することができれば、単線路線の乗車が今まで以上に楽しめるはずです。
【目次】
第1章 単線路線の配線と信号保安装置
単純な単線鉄道路線
運転本数が増えてくると途中で行き違いができる駅が必要になる
通標閉塞と自動閉塞/路面電車の位置検知方法
北条鉄道が採用した標券指令閉塞方式
出発指令式とは/標券閉塞とは
日本初の指導指令式標券閉塞を北条鉄道が採用
上下ホームを斜向かいに配置している駅は多い
通標を使用する方式はスタフ式とタブレット式に大きく分かれる
通過列車の通標の受け渡し方法
安全側線で冒進事故を防いでいる
第2章 単線路線は決してローカル鉄道だけにあるわけではない
ネットダイヤとは
7分30秒ごとのネットダイヤを組んでいる湘南モノレール/
江ノ島電鉄は12分ごとから14分ごとに運転間隔を伸ばした/
等間隔ネットダイヤを組んでいる単線の私鉄は結構ある/
等間隔のネットダイヤに組んでいない伊豆箱根鉄道駿豆線と箱根登山鉄道/
優等列車がたくさん走るようになると優等列車自体のスビートが遅くなる/
部分複線化をして単線路線の弱点を防いでいる路線も多い
スイッチバック駅は行き違いをするためにある
単線私鉄の分岐駅
普通列車ばかりが走る路線では行違駅を棒線駅化しているところが多い
行違駅のポイントは両開きか片開きか
高速通過ができる一線スルー方式
国鉄が建設した単線路線の配線例として指宿枕崎線を見る
山川間―枕崎間/鹿児島中央―山川間
第3章 単線路線の高速化
乙線規格で建設されたものの高速で走る篠栗線
単線でも高速列車が走る石勝線
南千歳駅/追分線の信号場と追分駅/追分―新夕張間/新夕張―新得間/新得駅の配線
地図急行鉄道の高速化
JR線の高速化/開業後にさらにスピードアップした
京都・大阪─宮津間の高速化
山陰本線園部─綾部間の高速化
土佐くろしお鉄道宿毛線の高速化
阿佐西線も高速化できる配線で開通している
時速160㎞の高速走行を実現させた北越北線
トンネル抵抗は予想した以上に大きかった/
秋田新幹線E3系の狭軌版を投入する構想があった
ほくほく線に代わって160㎞運転をするスカイアクセス線
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