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旅鉄車両ファイル005 国鉄EF63形電気機関車

 

 

 

 

 

【商品情報】

発売日2022年9月20日
ISBN/JAN
9784635824224
紙版価格

2,750円 (本体2,500円+税10%)

電子版価格

2,200円

(本体2,000円+10%税)

 ページ数144ページ

 

【内容紹介】

 

 高崎と直江津を結んでいた信越本線には、横川と軽井沢の間に碓氷峠がありました。この区間は66.7‰(パーミル)という国鉄・JRで最も急な勾配で、峠を越える列車にはEF63形という電気機関車が横川側に重連(2両)で連結され、下り列車(登坂)では下から押し上げ、上り列車(降坂)では下から支えていました。1997年に北陸新幹線が長野まで開業し、信越本線は高崎~横川間と篠ノ井~長野間はJR東日本に、軽井沢~篠ノ井間はしなの鉄道に承継されましたが、横川~軽井沢間はバスに転換されて廃止されてしまいました。

 今年の9月30日で、横川~軽井沢間廃止から25年を迎えます。そこで碓氷峠を支えたEF63形を一冊にまとめました。廃止とともにお役御免となったEF63形ですが、横川運転所の跡地を利用して開設された「碓氷峠鉄道文化むら」では、EF63形の運転体験を行い、4両が現在も走れる状態で保存されています。今回は「碓氷峠鉄道文化むら」の協力を得て、EF63形12号機を徹底取材。外観から台車・ブレーキ、運転室、機器室に至るまで、くまなく撮影しました。誌面では撮り下ろしのディテール写真に加え、豊富な資料や貴重な写真を収録しました。

第2章では、信越本線の全線を走行できる機関車としてEF63形とともに開発されたEF62形についても詳しく解説しています。第3章ではEF63形以前に碓氷峠を支えたアプト式の機関車たちを、第4章では碓氷峠ヒストリーを収録しています。廃止から四半世紀を経たこの機会に、先人たちが苦労して支え続けた碓氷峠を、改めて振り返ってみてください。

 

【目次】

第1章 EF63形の概要

EF62形・EF63形電気機関車のプロフィール

EF63形のメカニズムとディテール

EF63形の制御/EF63形の車体と量産車/EF63形のディテール/製造時期による形態の差異

横軽対策の改良

協調運転用電車の登場

台車とブレーキ

EF63形の連結器-ジャンパ連結器/両用連結器

EF63形の内部-運転室/機器室

EF63形全25両の肖像

COLUMN 生きたロクサンに会える! 碓氷峠鉄道文化むら

 

第2章 EF62形の概要

EF62形の特徴と車体

台車とブレーキ/運転室

COLUMN 山を下りた山男

 

第3章 碓氷峠のアプト式機関車

アプト式蒸気機関車-3900形/3920形/3950形/3980形

アプト式電気機関車-EC40形/ED40形/ED41形/ED42形

碓氷峠鉄道文化むら保存車に見るED42形のディテール

 

第4章 碓氷峠ヒストリー

碓氷峠鉄道史 1893~1997

 

 

 

 

 

 

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