乗り鉄道具学

vol.22  RICOH【WG-5 GPS】

アクティブなトラベラーに贈る全天候型デジタルカメラ

過酷な使用に耐えるタフネスギア

 どういうカメラを持って旅に出るかは人それぞれだが、旅先でアクティブに行動したい人にオススメなのが、リコーのWG―5 GPS(2015年2月発売)だ。ペンタックスがリコーと合併する前から発売している防水防塵仕様のW/WGシリーズの最新モデルで、ひと目でタフネスギアとわかるデザインを今作も踏襲している。
 このカメラの最大の特徴は、アウトドアの過酷な使用に耐える各部のつくりだ。すなわち14mの防水性能、2・2mの耐衝撃性能、マイナス10℃の耐寒性能、そして100㎏の耐荷重構造だ。海や川での水遊び、登山、ハイキング、冬ならスキーなど、鉄道で出かけた先での楽しみにも十分に使用できる。もちろん、旅の途中で意図せぬトラブルに見舞われても、カメラは無事に耐えてくれるだろう。
 レンズにキャップはないが、保護ガラスがしっかりとレンズを護ってくれる。カラビナストラップが付属するので、ズボンやバッグに取り付けておけば、気になる被写体に出会ったときにサッと取り出して撮影できるのも魅力だ。

撮影者の意図に応える基本性能の向上

 アウトドアでの性能に目を向けがちな本機だが、カメラとしての基本性能にも注目しておきたい。レンズは開放F値2・0と明るいため、暗い場所でもより低感度を選択でき、高画質な写真を撮影できる。焦点距離は4・5〜18㎜(35㎜判換算で約25〜100㎜)と、広角域での使い勝手も良好だ。撮像素子にはコンパクトデジカメでは一般的な1/2・3型CMOSイメージセンサーを採用。スマホでは得られない、カメラならではの滑らかな仕上がりが期待できる。
 撮影モードには、深みのある明るく華やかな雰囲気を表現する「雅(MIYABI)モード」、リバーサルフィルムで撮影したようなコントラストの高いメリハリのある仕上がりが得られる「リバーサルモード」を新搭載。どちらもPENTAX一眼レフで定評のある機能で、撮影表現を広げられる。
 またホワイトバランスがより最適化され、「風景モード」では木々の緑や空などの青も発色がより鮮やかに、水中撮影に適した「マーメードモード」も同様により自然な発色になったほか、専用のフラッシュ機能が新搭載された。
 GPSにより位置情報を撮影データに記録できるので、鉄道での移動中はもちろん、旅先で撮影した写真も、ネット上の地図サービスで後から撮影地を特定できて便利だ。

RICOH WG-5 GPS

焦点距離 4.5 〜18mm(35mm 判換算:約25 〜100mm 相当
開放F 値 F2.0 〜4.9
有効画素数 約1600 万画素
感度 ISO125 〜6400
液晶サイズ 3.0 型ワイド
質量 約236g(バッテリー、SD メモリーカード含む)
参考価格 40,500 円

November 2020

2020年11月

鉄道旅行の魅力を
語る、深める、伝える


  • メモリアルブック