第1回 震災から甦った駅弁たち

三陸地方沿岸部の駅弁も調製元や水産会社が被災し、とても駅弁販売をできるような状況ではなかった。このような状況下でも地元の人たちの懸命な取り組みにより、徐々に復興の道を辿っている。そのような三陸地方の元気な駅弁たちを、ここで紹介する。

うに弁当

三陸鉄道の久慈駅で発売されていた人気駅弁「うに弁当」(1360円)は、震災から約1カ月半後に販売を開始した。調整元のリアス亭の企業努力は並々ならぬものがあり、マスコミでも「三陸に希望の光!」と大きく報じられた。味ももちろん変わらず、ウニの身と殻に残った汁で炊き上げたごはんも絶品だ。

価格:
1360円
販売箇所:
三陸鉄道久慈駅、宮古駅、座敷車両「さんりくしおかぜ」車内販売
販売期間:
4〜10月
調整元:
リアス亭

いちご弁当

写真 石川昌文

宮古駅の名物駅弁はウニとアワビの煮汁で炊いたご飯の上にウニのそぼろをかけ、アワビを添えた美食駅弁。「いちご」の名は陸中の郷土食「いちご汁」(ウニとアワビの汁物)に由来する。調整元の魚元では10月末には復活させる予定という。

価格:
1200円
販売箇所:
三陸鉄道宮古駅など
販売期間:
通年
調整元:
魚元

※10月末から販売再開予定

気仙沼想い弁当

「黄金龍のハモニカ飯」など、気仙沼の有名駅弁はまだ復活していない。しかし、食堂や調整元6社が御弁当サプライヤー委員会を組織して一致団結。「気仙沼想い弁当」(350円)を新発売した。文字通り気仙沼の熱い想いが伝わってくる駅弁だ。1日400食程度限定で販売されている。

価格:
350円
販売箇所:
JR気仙沼駅
販売期間:
通年
調整元:
御弁当サプライヤー委員会

November 2020

2020年11月

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