第7回 瀬見温泉駅(JR陸羽東線・山形県)

温泉駅が5つもあるJR陸羽東線。瀬見温泉駅は山形新幹線の終着駅の新庄寄りにある。駅に降りて国道を渡ると最上川の支流小国川の流れが見える。さらにその川の1kmほど先には大きな鉄筋ビルやいくつかの建物が集まっているのが見える。それが瀬見温泉街だ。...

第6回 ほっとゆだ駅(JR北上線・岩手県)

温泉という字は入らないが、まさに温泉を表すユニークな駅名だと思う。私のペンネーム(ほっと湯太郎)もここからいただいたものだ。岩手県の北上と秋田県の横手を結ぶJR北上線の丁度真ん中に位置している県境の駅は、日本で最初の駅舎の中にある温泉が話題になった。駅の売店が温泉の入り口である。外部の人は300円。北上線は2時間に1本程度の運行なので、途中下車して入浴する人も結構いると聞く。さらにユニークなのは浴室の中に本物と同じ信号機が付いていること。...

第5回 川湯温泉駅(JR釧網本線・北海道)

摩周湖と屈斜路湖にはさまれた位置にある川湯温泉駅。イチイの丸太を組んだ山小屋風の駅舎が北海道らしい。ここから川湯温泉街まではおよそ4kmある。途中から硫黄の匂いが強くなってくるのがわかるだろう。...

第4回 戸狩野沢温泉駅(飯山線・長野県)

戸狩と野沢の2つの温泉の入り口にあたるのでこの駅名がある。戸狩温泉は20年ほど前に新しく掘削した温泉なので、今回は奈良時代に開いたとされる古湯「野沢温泉」を紹介しよう。駅からはバスで東へ15分ほどの近さだ。...

第3回 温泉津温泉駅(山陰本線・島根県)

ゆのつ温泉と読む。津は港という意味だから直訳すると温泉のある港である。温泉津は世界遺産に登録された石見銀山の銀の積出港として栄えてきた。その銀山が発見されたのは鎌倉末期。世界的な規模になった全盛期には温泉津には20万人の人が働いていたという。そのうえ温泉津は蝦夷やみちのくから大阪へ物資を運んだ北前船の寄港地でもあった。それらの人で往時にはさぞかし賑やかな光景が繰り広げられていたことだろう。その面影が街のあちこちに色濃く残っている。駅前から温泉街まで少し歩く。人気の少ない街並みにレトロな酒蔵や格子戸の商家などが並んでいる。深い入り江にある港の先はもう日本海だ。...

第2回 下部温泉駅(JR身延線・山梨県)

山梨県にある古い温泉の大きな特徴は、ほとんどが武田信玄の隠し湯をうたっていることである。温泉は武士たちの秘密の野戦病院として使われていたというのだ。証拠もなにもなくて怪しいと思える温泉地もあるが、この下部温泉には川中島の戦いで傷ついた将兵たちが治療したという記録が残っているという。昔から骨折や傷の療養に良いとされていて、奥の熊野神社には傷を治した人たちが奉納した松葉づえが積み重ねられている。スキーで骨折をした石原裕次郎が1か月以上滞在して傷を癒したことは、伝説に加わった新しいエピソードとなっている。...

第1回 鳴子温泉駅(宮城県・陸羽東線)

「温泉」という単語が入る駅には、流山温泉や京町温泉などのように初めて聞くようなものがあると思えば、城崎や玉造など有名な温泉駅もあってさまざまな顔を見せている。その中で一番にぎわっている駅は陸羽東線の鳴子温泉といえよう。...

July 2017

2017年7月

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