乗り鉄道具学

vol.10 ZÜCA【ZÜCA PRO Travel】

新世代のシステムキャリーバッグ

キャリーバッグの新提案

 機動力が不可欠の鉄道旅に、キャリーバッグは不向きと思われるかも知れない。だが、先入観は捨てたい。画期的なキャリーバッグが登場したのである。手掛けたメーカーは「ZÜCA」(本社:アメリカ・カリフォルニア州)。特徴は堅牢なアルミフレームと機能的な収納力で、この2点には従来のキャリーバッグの概念を覆すアイデアが盛り込まれている。
 アルミフレームの耐荷重は何と136㎏。上部の座面は25㎝×20㎝あり、しっかりと腰を据えられる面積がある。耐荷性と軽量化を両立させているので、キャリーイングの際にも滑らかで小回りが利く。特筆されるのは、システム性。インナーバッグ内に4種類、5つのパッキングポーチが内蔵され、用途ごとに仕分けられる。周辺アクセサリーも多く、座面のクッションをはじめ、クーラーボックス、ランチボックス、交換用ホイールなどをカスタムして自分だけのバッグを手に入れられる。
 今回はシリーズのなかでも収納力と安定感が特に優れた「ZÜCA PRO Travel 」を紹介した。オーナーの工夫次第でいろいろな使い方ができる、旅心が刺激される新しいバッグだ。

工夫とアイデアしだいで鉄道旅仕様への応用

 キャリーバッグの上に“座る”という、これまでありそうでなかった発想を形にした「ZÜCA」。これで鉄道旅は快適なものになる。ホームで列車を待つ間に座ったり、満席の車内や“かぶりつき”で、“鉄道時間”を満喫できるのだ。
 さらに、インナーバッグ内のパッキングポーチは4つのサイズが5つ内蔵されている。緩衝材を入れるなどして工夫すれば、プロモデルのカメラバッグのように機材をきちんと整頓できる。座面に三脚を固定すれば、ハイアングルのカットも撮ることができる。
 別売りの「Cool ZÜCA」(3675円)は本体とぴったりとフィットする設計の保冷バッグ。3~4人分の駅弁やビールが十分に収納できるから、“テツ友”たちと過ごす時間も充実するはずだ。内部の仕切りやバッグを開けなくても飲料を取り出せる小窓など、細かな工夫がうれしい。

ZÜCA【ZÜCA PRO Travel】

フレーム アルミニウム
ハンドル アルミニウム
スクリュー クローム(緩み防止ナイロンタイトスクリュー)
インサートバッグ プレミアム・ポリエステル
ホイール 100mm・ポリウレタンホイール
サイズ 高さ51.0cm、幅25.0cm、奥行36.0cm
ハンドル高さ 103cm
重量 4.2㎏
カラー インサートバッグ Black/Graphite/RubyRed、フレーム Black/Silver
価格 ¥31,290

November 2020

2020年11月

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